歯髄保存療法

歯髄保存療法(ドックスベストセメント)とは

虫歯が進行した歯は神経まで到達すると抜髄(神経を除去)しなければいけません。
しかし虫歯が深い場合でも、神経に細菌が感染していない場合は神経を除去せずに「ドックスベストセメント」で保護してあげることにより、神経近くの歯の再石灰化(2次象牙質の形成)が起こり、神経を保存することが可能です。

神経を残すことで歯の寿命も変わってきます。

神経を除去した場合

  • 歯の中の水分量が約半分まで減少して歯根破折が起こりやすい。
  • 歯の変色が起こる。

適応症(ドックスベストセメントを使用できる歯)

  • C2~C3(象牙質内で神経ぎりぎりの虫歯)
  • 露髄(神経が露出)しているが細菌感染が疑われない虫歯。
  • 自発痛(何もしなくても痛い状態)がない虫歯 

適応症でない場合もありますので詳しくは歯科医師にお尋ねください。

費用

保険適応外の治療になりますので最終的なかぶせものまでの治療した場合の料金例です。

ドックスベストセメント1歯 \5,800(税込)
CR充填(虫歯が小さい場合に使用:咬合面のみ)\10,800(税込)
CR充填(虫歯が隣の歯にまで進行している場合)\165,500(税込)
セラミックインレー\33,000(税込)
セラミッククラウン(エンプレスセラミック)\64,800(税込)
セラミッククラウン(E-max)\86,400(税込)

材質について

セラミック治療は適合性の良いセレック(コンピューター作製)を使用し、セメントは接着性、封鎖性に優れたレジンセメントを使用しております。

その他、材質をご用意できますのでお尋ねください。

治療後について

  • 治療終了後3年以内で痛みなどが出て抜髄となった場合は、かぶせものに関しては保障されます。
    (無料にて作り直しができます。)
  • 神経の治療に関しましては保険もしくは自費の治療が選択できます。
  • 歯の石灰化(2次象牙質の形成)には約1~2年かかります。
    その間しみたりする場合がありますが、徐々に緩和されてきますのでご安心ください。